
引越会社の広告宣伝費はお客が払う
料金が高いからといってサービスが良いとは限りません。会社のブランド名で高い料金でもお客さんがたくさん来る場合はわざわざ料金を下げる必要も無いでしょう。
その逆の安いからサービスが悪いとも言い切れません。
典型的な例が今誰でも持っているデジカメ。作っている会社は同じで、同じ機種でもデパートで買うのと専門店で買うのと安売り店で買うのでは値段に大きな開きがあります。
10−20%違うのは当たり前です。ではデパートでは仕入れ値が高いので小売値が高いのでしょうか? 安売り店では仕入れ値が安いから小売値が安いのでしょうか?
普通は逆でしょう、大手のデパートのほうが信用があるし、メーカーにしてみれば取りっぱぐれの心配がないので安く卸すと思います。
では、何が違うか?
それぞれが考える利益率の違いでしょう。
大手でも中小でも使う梱包資材に変わりはほとんどありません。
では大手と中小で決定的に違う点は何か?
大手は新聞、雑誌からテレビまで広告を派手にしています。年間数億円、数十億円ということもあるでしょう。
いくら広告宣伝費を使おうが、それはその会社の自由ですが、その金がどこから来るか?を考えてみる場合、その費用は個々の引越し荷物の売り上げから来ていることだけは確かです。 決してその会社だけ金が天から降ってきているわけではありません。
梱包資材が同じで、梱包作業員の質も同じ(どちらかと言うとアルバイトを使って経費節減しているケースが多い)とするとその広告費はお客様一人一人の荷物輸送費用に転化する以外に財源はありません。
同じ広告でも、自動車会社や電器メーカーがする広告とは性格が違います。
自動車会社や電器会社はすべてが大企業です。社員20-30人で自動車やテレビを作って販売している会社はありません。
つまり、同じ規模の会社が同じような広告費用を使っていることになりますが、引越会社の場合は全国規模で事業を展開している社員1万人を超える会社もあれば、支店をほとんど持たず本社だけで社員20-30人で経営している
会社もたくさんあります。 この点が自動車会社等と大きく違う点です。
海外引越しをメインとする会社でも社員10人でも十分大手企業と同じようなさービスを提供できる会社はたくさんあります。社員10人では外国に支店は出せないでしょうから、外国での荷物配達時に日本人が来てくれるかどうかは
分かりませんが、それでも代理店に日本人がいれば荷物配達時に来てもらえる可能性はあります。 となると大手と同じサービスもできることになります。
さて、話を元に戻しますが、大手の有名ブランドの引越し会社を使う場合は以上のような理由から、お客様が好むと好まざるとに関わらずその会社の広告宣伝費の一部は荷物を頼む人が負担をすることになります。言うまでも無く
「広告宣伝費として幾ら請求します」ということはありませんが。
従って、広告を一切しない中小の引越会社と比較する場合「サービスは同じであっても料金は高い」のが当たり前の話です。
私はこの料金が高い分はお客様が「安心料」として負担するべきものであると思っています。
「テレビや新聞で良く見るから・・・」ということで安心できるなら、その安心料を払うのは当然でしょう。 額の大小はともかく。
「自分が頼んじゃ訳じゃない、広告宣伝費まで負担するつもりはない」という人は中小の優良会社を探すことです。
人件費の違いがサービスの違い
同じ資材を使っても人件費の違いで引越し費用が違う場合もありますのでそれを話しましょう。
引越し作業は準「3K]の仕事とも言えます。
「危険、汚い、きつい」のうち少なくとも「危険」はありません。
数ある家の中には台所にゴキブリがうじゃうじゃいる家も見かけます。 それでもその家の人がしばしば病気になったという話は聞かないので案外ゴキブリは嫌われてい割に
はあまり問題が無い虫なのかもしれません。
それから引越しの当日ということで「散らかっている」という家もありますが、それは普通です。 しかし、普通でない散らかり方の家も結構あります。
引越し作業の一ヶ月ほど前の荷物の見積りの時点でさえ「これで良く家族が病気にならないな」と思えるほど散らかっている、汚い家もあります。
ただ、通常言うところの「汚い」とは「油汚れ、泥にまみれる、糞尿関係」をさす場合が多いが、それとは無関係なのが引越し作業なので一応「1.5K」くらいの業種といえるでしょう。
そのような関係から比較的素人でもできる仕事の部分が多い(荷物運び)ので学生アルバイト等を多用する業種でもあります。
つまり、素人のアルバイトを使って人件費を節約することができます。 また、外国人労働者を使うケースもあります.
大手も中小も例外ではありませんが、大手が学生アルバイトを多用する傾向があるのに比べて中小は外国人労働者を使う傾向があります。
しかしながら、外国人労働者の場合は比較的長期に渡り仕事をするので結構作業自体に慣れている者も多いですが、学生アルバイトの場合は頻繁に入れ代わる傾向があります。つまり、いつまでも素人のアルバイトが
入れ替わり立ち代り作業をしている傾向が多いといえます。

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