
●アメリカへの車の輸入の話
さて、日本からアメリカにに車を運ぶ?
(業者)「やめたほうが良い」
と、どの引越会社の担当者も言うでしょう。
(客) 「 どうして?」
(業者)「『どうして』って言われても、そういうことになっているんです」
これでは答えになりません。 そのくらいややこしいのです。
アメリカから日本に車を持っていく場合の話を先にしたのはそのためです。
答えは簡単です。 経済的に見合わないだけの話です。
車を輸入してはいけないという法律は私の知る限りありません。
しかし、非関税障壁は「エンパイアビルよりも高し」です。
まず第一に左ハンドル以外の車の使用、走行を認めていません。
そのため、何かの車をアメリカに持って来た場合はまず第一にハンドルを右から左に付け替える修理が必要になります。
ベンツ、BMW、ロールスロイスの例外はありません。と言ったところでベンツやBMWはもともと左ハンドルだから割を食うのは日本車とイギリスの車
だけということになる。
ハンドルを右から左に付け替えること自体が不可能でしょう。
仮にトランスミッションがマニュアルの車なら及びオートでも運転席の脇にある車ならギアチェンジレバーくらいはそのまま使える可能性もあるでしょう。
でもハンドルを右から左に変えることはそう簡単ではありません。
昔は「ラックとピニオン」と言ったが、前輪を左右に向けさせる構造物の問題がある。
私は車については素人ですが、まず構造上の問題でそれは無理と思います。
変更するくらいなら「初めから造ったほうが簡単」かもしれません。
でも、「金に糸目は付けない」という人がいるならば「やってみよう」という整備工場も出てくるかも知れません。
気が付いている人は割と少ないですが、アメリカにも右ハンドルで公道を走っている車がたくさんあります。
見たことがありますか? 聞いたことがありますか?
(客)「そりゃ、おかしいじゃないか? 右ハンドルの車は走れないと言ったばかりじゃないか?」という人。
そのとおりです。
(業者) 「が、何でも例外はあるのです」
(客) 「何だそれは、私の車をその例外にしてくれないか?」
と思いたくなるのも無理はありません。
(業者)「郵便配達の車です。そんなに右ハンドルの車に乗りたいなら郵便配達の車を買って乗ったらどうでしょう?」
(客) 「あんた、客をばかにしとんのか?」
(業者)「ばかにしている訳ではありません。本当です」
ご存知のようにアメリカは右側通行です。
右側通行の道路で左ハンドルの車に乗ったら、運転席は道路の中央側に来ます。
都会のアパート住まいの場合には見ることがありません。郵便配達の係員は肩掛けカバンに郵便物を入れて配達したり、マンハッタンなどでは手押し三輪車
で郵便物を配達しています。
しかし、郊外の住宅地はすべて一戸建てが並んでいます。しかも、一軒一軒が10mも、20mも離れています。
そのような住宅地を歩いて配達したり、手押し車での配達では時間が掛かって大変です。
そのために車を使って配達することになります。
その際、運転席が左側(道路中央側)に付いていては仕事になりません。
運転席を右側につけて(右ハンドルの車)車の窓から手を伸ばすだけで郵便受けに手が届くことが前提となります。
各家庭は家屋ではなく道路端(家から10m離れている場合も有る)に自分の郵便受けを設置します。
郵便屋さんは車からいちいち降りることなく窓から手を伸ばすだけで郵便の配達ができるという工夫がされています。
そのような仕組みになっているため郵便配達用の車両だけは右ハンドル、右側通行となっています。
では、新聞配達はどうなるか?
映画で見るように、新聞はビニールの袋に入れられており、配達員は各家庭の庭に放り投げて配達が終わります。
(客)「ところで金に糸目を付けなければ修理工場があるかもしれないという話じゃないか?」
(業者)「そうですが、それだけでは済まないのです」
(客)「まだ、何かあるのかね? 早く言いなさい!」
(業者) 「車の安全性を検査するために衝突試験が義務付けられています」
つまり、輸入する車と同型車を1台用意する必要があります。
テレビ等の自動車会社の宣伝でよく見るあの衝突試験です。
一台の車で衝突試験をパスすれば良いが、それで済まない場合(基準を満たしていない等)は更に二台目、三代目の車を
要求されることもあります。
自動車メーカーが何万台、何十万台の車をアメリカに輸出したい場合はたとえ2.3台が犠牲(?)になってもたいしたコストには
ならないでしょうが、1台しか輸入しないのに2台も3台も犠牲にはできないでしょう。それも右ハンドルから左ハンドルに改造した
あとの話になります。
個人でそれまでしても「輸入をする」という人がいたら変人と言わざるを得ないでしょう。残念ながら・・・
自動車輸入税の税率などまったく問題になりません。
また、また、例外の話です。 外交官は特権でそのまま右ハンドルの車を使うことが許されています。
(客)「でも、右ハンドルの車を見たことがあると聞いたことあるよ」
(業者)「例外はいつでも、どこでもあります」
(客)「まだ、例外があるのかね? もったいぶるなあ。早く言ってよ!」
(業者)「カルネ通関というのがあります」
「カルネ通関」とは「一時上陸許可」というもので車に限りませんが、ある一定の期間に限って持ち込み、使用を許可される制度のことです。
手続きも簡単ではありません。
まず、その一時上陸を申請する物品(車を含む)の価格と輸入税相当額を税関当局に保証金としてボンド(預ける)必要があります。
一般のビジネスにおいてコンピューターや産業機械をデモ用にカルネ通関する場合は銀行などが荷主に代わって税関に保証金を預けます。
車に限って言えば200万円の車両価格の場合、その保証金はおよそ300万円になります。
その300万円を払い込んだら一時上陸が許可される場合が多い(許可するしないは当局次第)。
つまり、通関ができるということです。
通関が終わってから向こう1年間に限り使用を許可されます。
1年後或いはそれ以前にその車は必ず輸出しなければなりません。 つまり、1年経過後はいかなる理由があろうともそれは国内に置く事はできません。処分もできません。
「盗難にあった」とかの理由で輸出ができない場合、輸出したという書類が提出できない場合は、保証金は全額没収、消費税を請求され、さらに法的に罰せられます。
それまでリスクを負ってまで車を持っていく人はまずというか絶対いないと言っても良いでしょう。
そのため業者は無駄な時間は費やしたくない(まずここまでは知らない)ため説明を省いて「だって、ダメなんですよ、色々と規制があって」の五秒で済ましてしまいます。
この「知って得、引越ノウハウ」のサイトのお陰で引越会社の営業員も大分楽になることでしょう。
お客さんに説明しなくてもお客さんの側が知っている訳ですから、質問はもう出ないでしょう。

|
|
|
●引越し25年のプロが書く本音の話、
だからためになる…
●引越し会社を辞めて独立し別の事業を立ち上げた今だから書ける本音
●アジア、アメリカ、ヨーロッパ駐在で引越しをした経験からグローバルな観点で引越しを語る
●これだけ知っていれば40万円は節約できる話
●安かろう悪かろうにご注意!
●業者の選び方
●会社は大きければ良いか?
●市内引越しと違い海外引越しは会社が費用を払うがそれでも業者は選びは大切
●ここでは主に海外引越しに付いて語る
ページの右端にはアフィリエイトの広告がたくさんありますが、そもそもアフィリエイトのために作成した有益情報サイトです。
引越会社の広告と違い(?)あなたが広告料を払う必要はありません。
このサイトが「面白かった」、「いくらかためになった」と思われた方は何かを買うなら
右のアイコンをクリックしてやってください。
|




|
英会話スクール比較【ポータルナビ】









高速代でソンをしていませんか?

日本三大うどんにあげられる大澤屋の水沢うどん

手作り本格韓国キムチショップ「恵ちゃんの家」



|