海外引越し 毛皮のコートのお土産の話=25年間のノウハウ10=




●荷物の破損と紛失はなぜ起きる?

101箱のはずがなぜ100箱なのか

この逆のトラブルも起こり得る。つまり、同じ番号の箱が二つある場合である。
パッキングリストでは100箱のはずが、実際は101箱の荷物が届く場合がそれにあたる。
パッキングリスト上の61番はひとつだけであるが、実際には61番の箱が二箱配達されるケースである。 この間違いはなぜ起きるかと言うと、61番の番号を リストに書いて、箱にも書いたが、別の部屋で色々なことをして キッチンに戻って来る前に荷運び要員が番号の付いている箱をキッチンから運び出してしまっているケースである。
キッチンに戻ったときに梱包が終わった無印の箱が5,6箱あるが「確かにさっき61番の番号を振ったつもりだがその箱がない」場合、「勘違いだったかな?」と勘違いして再度61番と書いてしまうことがある。

この場合はリスト上には61番の箱はひとつしか存在しないが、実際の61番の箱は二箱存在していることになる。
倉庫に戻って荷卸の時点で分かることもあるが、同じような理由(前述の逆)で見過ごされてしまうことがあるためにトラブルに気が付かないで発送されてしまうことがある。
同じ番号が二つあるためリスト上は100箱のはずが実際は101箱届くことになる。
が、数が多い場合にはクレームをつける人はあまりというかほとんどいない。
箱を開けて中身を確認して自分のものだと分かった時点で問題は解決するからです。

荷物配達作業員は通常の場合は余計に出てきた箱、つまりふたつある61番の箱には注意をはらい名前と番号を再確認すると同時に時には「中身も念のため確認してもらって良いですか」とお客さんに お願いして箱を開けて見るところまで注意を払って作業をしている。

が、リスト上で100箱、実際の数も100箱という場合には79番の箱が二箱有ったケースでもその79番の二箱を両方とも開けて中身をみることはしないばかりか荷物を届けるだけで帰ろうとするような手抜きの場合は 間違いに最後まで気が付かないで終わってしまうことにもなる。

このように、間違いに気づくチャンスは何度もあるがそのいずれの時にもそれぞれそこに立ち会う作業員が異なったり、だろう、よかろうで徹底的に原因究明をしないまま終わってしまうことがある。
これはなにも引越業界に限ったことではなく航空機事故もそのような小さいミスを見逃しているうちに大惨事が発生してしまうことは過去の事例からも分かる。

北海道のミート○×のような悪質な、悪いことだと分かっていながらする確信犯とは違い、多分大丈夫だろうと「だろう、よかろう」の確認ミスから生じるものである。
鉄道事故、航空機事故、交通事故に共通する部分があるが、一種の過失事故といえるだろう。




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毛皮のコートのつづき・・・
(税関) 「ではどうして新品だということが分かったか教えましょうか?」
(奥さん)「教えてよ!」 (普通はここでも、「何言ってんのよ、中古よ」と言わなければならないのだが…)
刑事コロンボの押し問答で相手を引っ掛けるようなことは日本の優秀な税関はしなくてもそれが一度も着たことがない新品であることが(物理的に)分かるのでどうしようもありません。
この先は税関の言わば「企業秘密」の部類に入るのでここではちょっと書けませんが・・・。

奥さん、作戦チェンジ・・・

(奥さん)「ちょっと待ってよ!うちは4人家族だから一人20万円の免税枠があるってことくらい知ってるわよ」
(税関)「それで?」
(奥さん)「これは定価は5000ドルだけど、2500ドルで買ったのよね。領収証もあるわ、ブルーミングデールの。」
(税関)「はい」
(奥さん)「家族4人でも酒、タバコ、香水以外のお土産は特に買ってないわ」
(税関)「はい、それで?」
(奥さん)「はい、それでって、何よ!」
(税関)「ですから、それがどうかしましたか?」
(奥さん)「80万円の免税枠があるってことよ!そのうちこの毛皮のコートだけが問題というなら、80万円の名税枠に入っているってことでしょ!」
旦那さんはとなりで「そうだ、そうだ」という感じでうなずいている。
(税関)「それが違うのです」
(奥さん)「何が違うのよ! これ免税でしょ!」
(税関)(免税品のしおりを出して)「このような免税のしおりをみたことがありますか?」
(奥さん)「見たわよ!そんなもの!だから言ってるんじゃないの!免税枠が80万円だって!」
(税関)「ここは見ましたか?」
(奥さん)「なによ!」

(税関)「確かに免税枠はお一人20万円まで、4人家族ならば合計で80万円ということになります。しかしねえ(と態度が急に変わる)、一品が一人の免税枠、つまりですなあ〜(と横柄な 言葉遣いになる)、 20万円を超えるものは他のがあっても無くても合算できないんですよ。 ということはこの毛皮が誰のものであっても、例え旦那さんのものであっても(と、余計なたとえ話をしだしたりして) 一人分の20万円の免税枠を超えてしまった以上、免税の枠とは別勘定になるということがここに書いてある訳なんですよ!」
(奥さん)「????!!! そんな…!」(と絶句)

ちょっと面白く可笑しく書いたが、成田空港の税関職員は礼儀正しく、言葉遣いも丁寧である。
<毛皮の話終わり>

●引越し25年のプロが書く本音の話、 だからためになる…
●引越し会社を辞めて独立し別の事業を立ち上げた今だから書ける本音
●アジア、アメリカ、ヨーロッパ駐在で引越しをした経験からグローバルな観点で引越しを語る
●これだけ知っていれば10万円は楽に節約できる話
●しかも安かろう悪かろうではない!
●業者の選び方
●会社は大きければ良いか?
●市内引越しと違い海外引越しは会社が費用を払うがそれでも業者は選びは大切
●ここでは主に海外引越しに付いて語る

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      なぜ100箱?
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