自分でする荷解きと、させられる荷解き

目的地に荷物が届いた場合も同様です。
会社によっては自発的に「どの箱を開けましょうか?」という会社(作業員)もいれば、箱を家の中に運び込んだらとぼけてそのまま帰ろうとする会社もあります。

作業員としては仕事は楽なほうがいいので、箱を開けないで帰ろうとしますが、社員教育がしっかりしているかどうかがハッキリ分かるときです。
「中身を出してくれるんじゃないの?」と言われて(渋々と)箱を開ける会社もあります。
実はこの辺が気分良く引越しが終わるかどうかの境目なのですが、引越しを依頼する段階ではここまでは分かりません。 それが課題でもあります。

同じ引越し荷物でも「物流系の引越会社」と「引越専門会社」では社員の意識に違いがあります。
そのあたりを勘案して業者の選択をすることもヒントのひとつです。
物流系のサービスが良いとか悪いとかではなくて、社員の意識の違いが多少あるということです。

特に末端の作業員レベルではその違いが良くでることがあります。
作業員がある日は物流の仕事で家の前にとか倉庫に届けるだけで済む仕事していて、翌日は引越の仕事で手間が掛かる作業をする場合は誰でも「今日の仕事はきつい」と感じるでしょう。

しかし、引越専門会社は一年中そのきつい仕事を当たり前の仕事と割り切っているので「楽な仕事ときつい仕事の区別」がないので作業の内容にも差が出ないということになります。

ついでに、チップのことをひとつ。
アメリカの会社の作業員はチップを貰うことが当たり前と思っています。
日系の会社はそのあたりは和洋折衷という感じがします。
つまり、日本式に考えれば「チップはお客さんの気持ちの表れ」であり、アメリカ式に考えれば「これだけの力仕事をしているのだからチップは当たり前」と思います。
しかし、チップが無くても文句は決して言いません。

ひどいのはレストラン関係です。それも日本食の。
レストラン等に入ると強制的にチップを取られることがあります。
以前、10年くらい前の話、マンハッタンの日本食レストランに入ったときのこと。
確かニュージャージー州(以下NJ)の場合は「チップは10%」という時代、マンハッタンは「15%」というのが相場でした。
食事を終わって勘定になり、多分勘違いでNJのつもりで10%ちょっとのチップを記入して伝票とクレジットカードを渡したところそれを受け取ったオバはん(日本人)が 計算が速いこと、「これでは少なすぎます。15%が相場なので書き直してください! もっと多くても良いですけど・・・」(へらへらと笑う)

「誰が出す・・・」と思いながらチップの額を書き直した経験がある。
もちろん、「二度とこんな店来るか・・・」と硬く決心しながら。
そういうケースの場合は「ペニーを置け!(1ペニー、日本で言うならば1円玉ということになる)が良いらしいが、日本人の性格からして「そこまでは・・・」と考えて しまうのが良いのか悪いのか・・・。
まあ、ひどいのがいるのは事実である。

引越しも、飯屋もそれ相応の対価を払ってサービスを買ったり、食事をしている訳で店の給料が高いか安いかは知らないが、幾らチップが給料の一部とはいえ ひどいものである。その点、引越会社の作業員がチップを請求することは無いのでまともな職業と言ってよいだろう。

付き合いのあったアメリカの引越会社がある家(老婦人の一人暮らし、家も立派)で5人の作業員が1週間掛かりの仕事をすることがあったそうである。 その老婦人は毎日毎日昼になると「これはランチの替わり」と言って作業員ひとりひとりに100ドルづつチップを出したという話を本人から聞いた。
1日500ドル、1週間といっても月ー金だが、それでも2500ドル(30万円近い)をチップでくれた計算になる。
それに比べて日本食レストランのオバはんの人生のなんと寂しいことか。

最後にチップの効果的な出し方:
今日一日引越作業員と付き合うことが分かっているわけなので、どうせ出すなら仕事の終わりに出すのではなくて、「今日1日お世話になります」と仕事を 始める前に出せば、作業員も人の子、仕事はてきぱきと一生懸命作業をしてくれることを覚えておきましょう。 
それから、チップは作業員ひとりひとりに直接渡しましょう。責任者にまとめて渡すと責任者がネコババ(或いは半分を抜き取ったりする)して作業員 にせっかくのチップが行き渡らない場合があります。
金額は「昼飯代」が目安で、一般的にチャイニーズのテイクアウトやサンドイッチを昼食にするケースが多いので$5.00〜$10.00が最低線かも知れません。
5ドルのチップを貰っても文句をいう作業員はいません。
出すつもりがない場合は「チップはどうしましょう?」と聞かないほうが良いでしょう。


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右のアイコンの一番下「蟹」。
一年中シーズンを問わず美味しい(けどそんなに回数食べれない)のが蟹です。
ニューヨークのテレビ会社の中に「Discovery」というのがありますが、今年1月からいまだ7月になるというのにしつこいほどDeadly Fishing「直訳:死の漁業、 意訳:死を覚悟する漁業とでも言いましょうか」という番組をしつこいくらいやっています。
昔、「蟹工船」という小説がありました。かなり世間一般にショックを与えたようです。その労働環境の劣悪さから。
今のアラスカ沖オホーツク海の蟹漁は5-6人乗り組みで2-3週間ほどの漁で水揚げは一回のあたり、2000万円前後。
乗組員一人当たりの手当て(給料)が約100万円平均、で合計500万円。残りが船長(自船であれば)のもの。
冬の海なので確かに危険は伴うでしょうが、それにしても良い商売ですよね。1週間で500万円稼ぐ訳ですから・・・
必要経費は主に燃料代と餌が捨て値のタラだけですからねえ〜。乗組員の食費は一航海で50万円。
船が売る値段、1kg $20(¥2400円)、小売値:1kg$50(6000円)、日本では¥10000でしょうね。



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