
正直申告は業者のためにもお客様のためにもになる
荷物の見積もりで一番厄介なのはお客様が本当のことを言わないケースが多いことです。
市内引越しなら家の中身すべての物品を次の家に持って行くことになるので見積もりは簡単です。
しかし、海外引越しとなると@外国に持って行くもの、A倉庫に預けるもの、Bこの際処分してしまうものの三種類に大別されますが、その中でも@外国へ持って行くものが単位CBM当たり一番費用が掛かるものとなります。
費用を勤務先の会社が払ってくれる場合は会社の荷物容量制限があり、個人で引越しをする場合は引越予算の問題があります。
そのためお客様は「あれは持っていかないつもり・・・」、「これは処分できたら持っていかない予定・・・」とか「たら、れば」が多く不確定要素が多くなるケースがよくあります。
この「つもり」とか「予定」という言葉を連発して見積もり担当者を煙に巻くというつもりはないにしても、「自己暗示」を掛けて「会社の許容量に収まるように」、「費用が増えないように」ということを内心思っていることは確かです。
会社の許容量に収まらなければ自己負担をする必要も生じます。
そのように「つもり」とか「予定」を連発されると業者の見積もり担当者は「持っていくのか行かないのかハッキリしないと見積もりができない」ということになります。
では見積もり担当者はどうするか?
お客様がいう「つもり」とか「予定」の中から長年の経験から「あれは最終的には持っていくはず」と思えるものを外国行きの荷物にいれてどんどん計算していきます。
そうしないといつまでたっても見積もりが終わらないからです。
こういう事情もあるから「仕事が終わってみないと分からない」という見積もりをせざるを得ないケースもあります。
しかし、永い経験の中からお客様の心理を見抜いている営業員兼見積もり担当者は割と容易に正確な見積もりをすることができます。
市内引越しだけを取り扱っている会社の見積り要員とか経験の浅い社員はその経験が少ない分相手の気持ちを見抜く、或いは相手の立場に立って考えることができない場合もあります。
海外に駐在した経験のある社員がいるような会社の見積りはかなりの正確度を持っていると考えて間違いありません。
百聞は一見にしかず、話を聞いただけで外国の事情が分かるなら誰でも外国通になれますが、やはりそこに住んだことの有る人とそうでない人では月とすっぽん、雲泥の差があると考えるべきです。
大手と中小とどちらが良いか?
次に引っ越し会社は大手と中小とどちらが良いかという観点から話をしましょう。
大手が良いとも限らず、中小が良くないとも限りません。
今から100年前、50年前なら、国策会社の大手を使う以外に外国に荷物を運ぶ手段が無かった時代があります。
しかしながら、情報も、物流も発達した現在、1億艘国民が外国旅行をできる時代です、物流のネットワークは日本の会社、外国の会社を問わず発達しています。
従って、引越し荷物の輸送に関しては大手でしかできないことというものはありません。
どんな中小の会社でも外国の会社との提携で安全、確実に荷物を送ることができます。
違いがあるとすれば、@外国に自社社員を派遣させている会社、A日本からの社員はいないが現地で日本人を雇っている会社、Bそのいずれでもない会社、の三種類に分けることができるでしょう。
語学に自信のある人ならば、いずれのケースでも問題はありませんが、「いきなり会社に行けと言われた」で、語学に自信が無い人は@かAの選択をするのがベターです。
しかしながら、語学の自信がないとはいえ外国に荷物が到着して作業員が荷物を配達に来ても普通の場合は家族4人で赴任する平均的な商社や銀行、メーカーの荷物許容量分の作業に要する時間(配達時間)は
せいぜい2-3時間の話です。言葉がまったく分からなくても身振り手振りで結構間に合うこともあります。
荷物配達以前の到着案内のやり取りとか通関に必要な書類のやり取りがある場合等は会社の同僚(日本人でも現地人でも)に通訳を頼むこともできるので心配は無いでしょう。
従って、「営業社員の対応が良かった」とか「数社見積りをしたが中間の金額を提示した会社」等に引越しをお願いするというのが安全策です。
見積りが極端に高い会社は問題外ですが、極端に安い場合も問題があるかもしれません。
中間が一番良いと思うべきでしょう。
「ほどほどに」という言葉がありますが、引越しサービスほどこのほどほどにという言葉が当てはまることは無いでしょう。
車を買うなら200万円の車と300万円の車の違いは現物を「見たり」、「試乗」をしたりすれば分かります。
「高いけど(或いは安いけど)ここが気に入った」といことで選択ができます。
しかし、引越しはそのような「見たり」とか「試乗」は前もってできないのです。強いて言えば「他の人の家の引越し作業を見せて欲しい」と言えば
見せてもらえるかもしれません。せいぜい「友人が引越しをするから見に行こう」というのが一般的でしょう。でも、都合よく友人が引越しをしな
ければどうしましょう?
ならば、「ほどほどの見積り」を出してきた会社を選択するのが「無難」な選択といえます。
もっとも、誰か友人、知人が以前に使った会社で「あそこのサービスは良かった」という推薦とか口コミがあるならばそれを優先するのも良いと思います。
そのようなチャンスが無い場合は「ほどほどの見積り」を出してきた会社を優先するのが得策です。

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